ミシガン州出身のプロポーカープレイヤー、ブレック・シュッテンが、インディアナ州ホースシュー・ハモンドで開催されたWSOPサーキットのメインイベントで鮮やかに優勝を飾り、初のWSOPサーキットリングを手に入れた。今回の勝利で185,594ドルの賞金を獲得し、生涯のトーナメント獲得賞金総額を620万ドルにまで伸ばし、地元ミシガン州の歴代ランキングで4位に浮上した。なお、このランキングトップは2013年のWSOPメインイベントチャンピオン、ライアン・リースである。
苦境を乗り越え、決勝テーブルを支配
本大会には622名の選手が参加し、100万ドルの保証賞金を大きく超える規模となった。シュッテンは妻の病気という個人的な困難のなか、出場を迷ったものの決断してプレーを続けた。決勝テーブルの6人まで絞られた時点で、彼は約40％のチップを握り、圧倒的なリードを築いていた。
ヘッズアップではインディアナ州のブライアン・クレイグと対戦。両者とも30ビッグブラインド以上のチップを持ちつつも、シュッテンはより強いポケットペアを活かして速やかに勝負を制し、チャンピオンの称号を獲得した。一方、クレイグは123,721ドルの2位賞金を手にした。
WSOPサーキットハモンドメインイベント最終成績
| 順位 | プレイヤー名 | 賞金 |
|---|---|---|
| 1位 | ブレック・シュッテン | 185,594ドル |
| 2位 | ブライアン・クレイグ | 123,721ドル |
| 3位 | メリット・クーン | 84,267ドル |
| 4位 | ブライアン・ランドン | 58,631ドル |
| 5位 | ナタン・リドゥホーバー | 41,691ドル |
| 6位 | アンドリュー・ブリンクリー | 39,315ドル |
| 7位 | アルネストス・アルモナス | 22,551ドル |
| 8位 | ソン・キム | 17,172ドル |
| 9位 | ホルヘ・ガラルザ | 13,391ドル |
キャリアの新たな節目を達成
今回の優勝はシュッテンにとって3つ目の大きなタイトルである。2022年にはWSOPの25,000ドルハイローラーで金腕輪を獲得し、賞金1,405,641ドルを手にした。また、2021年のWPTセミノールハードロックポーカ―ショーダウンでも優勝し、1,261,095ドルを獲得している。生涯獲得賞金は620万ドルを超え、ミシガン州ポーカープレイヤーの中でも屈指の存在となった。
シュッテンは堅実な戦術と落ち着いたプレイで、アメリカ中西部のポーカーシーンをリードし続けている。現在、彼はWSOP金腕輪とWSOPサーキットリングの両方を持つ、名実ともにトッププロの一人である。
