ヘッズアップでサム・ソベレルを破り、シリーズランキング首位に浮上
PokerGOスタジオで行われた2025年PGT PLOシリーズII第5戦「$10,100 Pot-Limit Omaha Progressive Bounty」で、アメリカのプロプレイヤー、ショーン・ウィンター(Sean Winter)が優勝を飾った。
本イベントには106エントリーが集まり、賞金総額は100万ドルを突破。ウィンターは決勝でサム・ソベレル(Sam Soverel)とのヘッズアップを制し、トロフィーと合計27万7,300ドル(バウンティを含む)を手にした。
ファイナルテーブル結果
| 順位 | プレイヤー | 国籍 | 賞金 | バウンティ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ショーン・ウィンター (Sean Winter) | アメリカ | $122,300 | $155,000 |
| 2 | サム・ソベレル (Sam Soverel) | アメリカ | $122,300 | $19,000 |
| 3 | ニック・パルマ (Nick Palma) | アメリカ | $73,100 | $19,000 |
| 4 | テイラー・ウィルソン (Taylor Wilson) | アメリカ | $57,200 | $16,000 |
| 5 | ジェシー・ロニス (Jesse Lonis) | アメリカ | $41,700 | $33,000 |
| 6 | カメル・モハマド (Kamel Mokhammad) | ウクライナ | $31,800 | $2,000 |
| 7 | スティーブン・ハバード (Stephen Hubbard) | アメリカ | $25,300 | $4,000 |
Day 2の激戦:ウィンターが冷静に勝ち進む
Day 2には5名が残り、緊張感のあるファイナルテーブルがスタート。最初に姿を消したのは2025年に入り好調を維持しているジェシー・ロニスだった。
ロニスはK♥K♦9♣6♣でオールインし、ニック・パルマのA♠K♠J♥5♠と対決。転牌でパルマがナッツフラッシュを完成させ、ロニスは5位でフィニッシュ。
続いてテイラー・ウィルソンが4位で敗退。A♠9♦5♠10♥のボードでA♦K♠10♦5♥を持ちトップツーペアを完成させたが、ウィンターのK♦Q♥J♠4♠がリバーでフラッシュを完成。これでウィンターはさらに勢いを増した。
ニック・パルマも粘りを見せたものの、J♦J♠3♥J♣8♥のボードでA♥K♥8♦6♠をオールイン。ウィンターがK♣J♥10♣2♠をショウダウンし、フォーカードJで勝利。これでウィンターは大きなチップリードを持ってヘッズアップへ進んだ。
ヘッズアップ:ナッツフラッシュで勝利を決める
ヘッズアップに入ると、ソベレルが徐々に差を詰める展開となったが、ウィンターは落ち着いたプレーでリードを維持。
最後のハンドでは、10♦6♦2♥5♦9♥のボードでソベレルがJ♦10♠8♥7♠を持ちストレートを完成させたものの、ウィンターのA♦A♠Q♦9♦が転牌でナッツフラッシュを完成させており、勝負あり。ソベレルは準優勝で賞金$122,300とバウンティ$19,000を獲得した。
ウィンターがシリーズ初タイトルを獲得 ランキングトップへ
今回の勝利は、ウィンターにとってPGT PLOシリーズIIでの初タイトルであり、シリーズ4度目のITM。これによりシリーズランキングのトップに立ち、ライブトーナメントの累計獲得賞金も約3,680万ドルに到達した。
ウィンターは試合後、「今週は何度か惜しいところまでいったけど、ようやく勝ち切れてうれしい。このバウンティ形式はテンポが速くて楽しいし、常に状況に合わせて動く必要がある」とコメント。
残り数戦を残すPGT PLOシリーズII。ショーン・ウィンターは現在、ポイントレースでもフィールドでも最も勢いのある存在となっている。







