ラスベガスのテーブルでもおなじみの格闘家がついに頂点へ
UFCファイターであり、ラスベガスのCelebrity Poker Tour(CPT)でも知られるマッケンジー・ダーン(Mackenzie Dern)が10月25日の試合でヴィルナ・ジャンディロバ(Virna Jandiroba)を判定で下し、UFC女子ストロー級の新チャンピオンとなった。
5ラウンドにわたる接戦の末、スコアは48–47、49–46、48–47。ランキング5位のダーンが念願のタイトルをつかんだ。
前王者のZhang Weiliが階級を上げ、ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(Valentina Shevchenko)への挑戦を決めたことでベルトは空位に。ダーンは2020年以来となるジャンディロバとの再戦で再び勝利し、自身初の王座を手にした。
ポーカーでも知られる人気ファイター
試合以外では、ダーンはラスベガスのPokerGOスタジオで行われるCelebrity Poker Tourの常連プレイヤーとしても知られている。
Hendon Mobによると、これまで3つのライブキャッシュがあり、2025年5月のCPTで7位入賞、賞金2,500ドルを獲得している。
また、同年のWSOPでも$500 Colossusに参戦。惜しくもITM入りは逃したが、夫でMMAファイターのアントニオ・トロコリ(Antonio Trocoli)が同イベントで6位に入り、賞金122,330ドルを獲得。キャリア最大のスコアを記録した。
「ポーカーで鍛えた忍耐と読みが試合でも生きている」
ダーンは以前から、ポーカーが自身の試合運びに大きな影響を与えていると語っている。感情を抑え、相手を読む冷静さや判断力を養えたという。
「ポーカーは私の感情コントロールにすごく役立っている。私は衝動的な性格だけど、ポーカーでは忍耐が大事。フォールドや相手の読み、チャンスを待つ力を学んだことで、ファイトでも落ち着いて戦えるようになった」と語る。
チャンピオンベルトとともに再びテーブルへ?
マッケンジー・ダーンは格闘技でもポーカーでも、精神力と集中力で勝負する“メンタルプレイヤー”だ。
オクタゴンでの戦いを制した今、次はラスベガスのCPTテーブルで新しいチャレンジを見せてくれるかもしれない。
チャンピオンベルトを肩に掛けて、再びカードを握る姿が期待される。







