企画は一時停止に
WSOPはYouTubeで公開していたドキュメンタリー「No Limit」を全6話とも非公開とした。Alan Keatingに紐づく一部の発言がAIで合成されていたことが判明したためで、KeatingはXの投稿(すでに削除)で「制作チームがAIで自分の発言をいくつも作り、それを事前に知らされていなかった」と説明していた。
WSOPは日曜にコメントを発表し、映像を削除し再編集を行うと明言した。
第5話に混ざったAI音声
問題が表面化したのは第5話だった。Keatingの実際の発言のあいだに、AIが再現した声で「I like putting people in tough spots and testing their will」という一言が挟まれていた。
事実が広まった後、公開されていた6話すべてが非公開に。再編集版の公開時期は示されておらず、未公開の話数についても今のところ案内はない。シリーズ全体は8話構成で、2025 WSOP Paradiseに向けた企画として準備されていた。
制作側が明かした編集過程
シリーズを手がけたダスティン・イアノッティは、Xでの投稿(削除済み)でAI使用を認めた。第5話と第6話の中に、合わせて約10秒のAI音声が含まれていたとし「本来ならAlanに相談して進めるべき編集だった」と説明している。
イアノッティは制作会社Artisans on FireのCEOでもあり、同社はKeatingのYouTubeチャンネルにも携わってきた。なぜAIの仮音声が最終版に残ってしまったのかについて、公開前の段階で複数の人がplaceholderの台詞を録り直していたと述べた。
彼は「公開前の準備期間に、何人もplaceholderの台詞を録り直しに来ていた」とし「AIで仮音声を作り、最終的にはAlan本人に録ってもらう予定だったが、完成前に差し替えを行えなかった」と語った。
イアノッティは、Keatingの言葉と声で仕上げることが本来の意図だったと述べ、対応が行き届かなかったと改めて謝罪した。また、1年間の協働関係の中でKeatingを不利な立場に置く意図はなかったと強調し、今回の2箇所以外にAI生成の音声は使われていないと確認した。
再公開の見通し
WSOPは今後8話構成のシリーズをあらためて公開する予定だが、具体的な時期はまだ見えていない。
シリーズは現在すべて非公開のままで、再編集が終わるのを待っている状況だ。







