2025年シーズンのWSOPサーキット(WSOP Circuit)パート2を締めくくる舞台として、ノースカロライナ州の「ハラーズ・チェロキー(Harrah’s Cherokee)」が熱気に包まれている。11月27日から12月9日まで開催されるこのシリーズは、全米でも屈指の集客力を誇る人気ストップだ。全18個のリングイベントが用意され、数百万ドル規模の賞金プールに加え、バハマで開催される「WSOPパラダイス」への最終切符をかけた戦いが繰り広げられている。
大規模なフィールドと巨額の保証賞金(GTD)で知られるチェロキーだが、今回は年末の締めくくりに相応しい豪華なスケジュールとなっている。
メインイベント:保証賞金150万ドルのビッグマッチ
シリーズのハイライトとなるのは、バイイン$1,700のノーリミットホールデム・メインイベントだ。主催者は$1,500,000(約2億2500万円)という巨額の保証賞金を設定しており、近隣州のみならず全米から多くのプレイヤーが集結することが予想される。
メインイベントは2つのDay 1フライトが用意されている:
- Day 1A: 12月5日(金)
- Day 1B: 12月6日(土)
Day 1を通過したプレイヤーは12月7日(日)のDay 2に進出し、翌12月8日(月)に優勝者が決定する。
今年8月に同地で開催された際、Zachary Fischerが数千人のフィールドを制し、キャリア初のサーキットリングと共に$324,135の優勝賞金を手にしている。過去の実績から見ても、今回の賞金プールが保証額を大幅に上回ることは確実視されており、年末最大級のペイアウトが期待される。
バイイン$400でGTD75万ドル!驚異のコストパフォーマンス
ハラーズ・チェロキーが多くのプレイヤーに愛される理由は、手頃なバイインで莫大な賞金を狙えるサイドイベントの充実にある。特に注目すべきは、バイインわずか$400に対し、それぞれ$750,000もの保証賞金が設定された2つのトーナメントだ。
- ミニ・メインイベント(Mini Main): シリーズ序盤の目玉であり、現在進行中のこのイベントは、ローステークスプレイヤーでも6桁ドルの賞金を狙える絶好の機会となっている。
- モンスタースタック(Monster Stack): ミニ・メイン終了後に控えるこのイベントは、豊富なスタック量でじっくりと勝負できるストラクチャーが人気。こちらも$750,000保証となっており、バリューの高さは圧倒的だ。
メインイベントが始まる前に、これら2つのイベントだけですでに150万ドルの保証賞金が用意されている点は、グラインダーにとって見逃せない要素だろう。
WSOPパラダイスへのラストチャンス
今回のチェロキー開催には、通常の賞金以上の価値がある。WSOP公式は、12月にバハマで開催される「WSOPパラダイス(WSOP Paradise)」への参加をかけた特別なプロモーションを実施しているからだ。
12月4日(木)までにハラーズ・チェロキーでWSOPサーキットリングを獲得した優勝者には、WSOPパラダイス2025のフルパッケージが贈呈される。
パッケージ内容:
- $2,500 WSOP Circuit Championship Mystery Bounty の出場権
- アトランティス・バハマ(Atlantis Bahamas) のホテル宿泊パッケージ
WSOPパラダイスは12月4日から18日まで開催されるため、チェロキーでリングを手にした勝者は、そのままノースカロライナからバハマへ飛び、さらなるビッグタイトルに挑戦することになる。







