888poker LIVEロンドン・メインイベントの開幕を前に、Team 888pokerのアンバサダーと人気ストリーマーたちがエキシビション形式のSit & Goで対戦した。ストリーマーには888poker LIVEマドリードへの出場パッケージが懸かり、アンバサダー陣にとってはプライドを懸けた戦いとなった。
アンバサダーとストリーマーの顔合わせ
アンバサダー側はIan Simpson、Nick Eastwood、Vivian Saliba、Lucia Navarro、Aaron Barone、Jack Dean。対するストリーマー側はInaki Angulo、Becky「bambinobecky」James、Sophie「Sophie Snazz」Powerの3名が参戦した。
序盤は和やかな雰囲気で進み、Salibaが初心者にアドバイスを送る場面も見られた。Simpsonは「スローロールを積極的に使おう」と冗談交じりに話していたが、この発言が後に自身の敗退を象徴する展開につながっていく。
序盤で相次ぐ脱落
最初に脱落したのはショートスタックのJames。Snazzに敗れテーブルを去った。続いてJack DeanがQ-8で勝負に出るも、AnguloのK-Qに及ばず姿を消した。
Eastwoodも敗退。A-5でオールインしたがAnguloのA-Qに捕まり、フロップでQが落ちて劣勢に。ターンで5を引いたものの、リバーで逆転ならず敗退した。
その後、NavarroがSimpsonとの連戦に敗れる。J-10はSimpsonのポケットJに、さらにQ-10はポケットKに当たり、6位での終了となった。
Simpsonの快進撃と失速
Simpsonはここから一気にチップを伸ばす。まず6-3スーテッドでSalibaのA-9スーテッドを下し、続いてK-3でフロップの3をヒットさせ、SnazzのA-Kを破ってチップリーダーに浮上した。
しかし流れは急変。BaroneがリバーでAを引いてダブルアップに成功すると、勝負の行方は大きく動いた。
Q-2-AのフロップでSimpsonは3-2でオールイン。だがBaroneはすでにクイーンズセットを完成させていた。彼は長考を装う演技を見せた後にコールし、Simpsonを3位で敗退させた。Simpson自身が推奨していた“スローロール”を逆手に取られる皮肉な結末となった。
Baroneがヘッズアップを制す
ヘッズアップはあっという間に決着。AnguloがK-8でオールインし、Baroneは7-6スーテッドでコール。フロップで6が2枚落ち、ターンで7が出てフルハウス完成。勝負あり。
最終的にBaroneが優勝を果たし、アンバサダーSit & Goの王者となった。単なる勝利ではなく、Simpsonとの因縁を劇的に締めくくる一戦として記憶されるだろう。