ニューハンプシャー州のLilac Club Casinoは、8月15日から17日にかけて総額10万ドルの「Beat the Champ」トーナメント・ウィークエンドを開催した。イベントは地元プレイヤーと著名なポーカープロを集め、17度のワールドシリーズ・オブ・ポーカー（WSOP）優勝を誇るPhil Hellmuthが中心となり、競技と交流を兼ね備えた内容となった。
注目のメインイベントは1,200ドルのバイインで、136人が参加。最終的に、WSOPブレスレットとワールドポーカーツアー（WPT）の両タイトルを保持するわずか27人の一人であるBrandon Cantuが栄冠に輝き、29,000ドルの優勝賞金を手にした。参加者には2025年WSOP年間最優秀プレイヤーのShaun Deebや、Granite State Gaming and HospitalityのCEOであるGreg Carlinも含まれていた。
Hellmuthも息子のPhillipとNick、友人でNASCARドライバーのJason White、さらにCantuとともに参戦。大会には特別ルールが設けられ、「Hellmuthを倒したプレイヤーには500ドルのバウンティ」という賞金がかけられていた。この挑戦を成功させたのはRochester出身のMike R.で、賞金とあわせて記念Tシャツも贈られた。
トーナメント以外でも、Hellmuthは地域との交流を重視した。イベント前には自伝のサイン会を行い、その場で地元アーティストのJess Whiteが彼に肖像画を贈呈。Hellmuthはその気持ちに応え、彼女のメインイベントのバイインを負担し、プレイヤーとして出場する機会を提供した。
最終日にはHellmuthが再び息子たちと共にカジノへ戻り、1/3ドルのキャッシュゲームに参加。地元プレイヤーたちと卓を囲み、カジュアルな雰囲気で交流を楽しんだ。
この3日間のイベントは盛況のうちに幕を閉じ、Lilac Club Casinoはニューハンプシャー州における新たなポーカーとエンターテインメントの拠点として存在感を強めた。
