NCAA男子バスケで再び八百長事件 選手十数人が関与 26人を起訴

NCAAバスケットボール八百長事件のカバー画像。小槌、現金、起訴状。元NBA選手アントニオ・ブレイクニーら26人が試合操作と贈収賄で連邦起訴。

米連邦検察は木曜日、NCAAディビジョンI男子バスケットボールと中国バスケットボール協会の試合を舞台にした大規模なベッティング操作事件で、計26人を起訴したと発表した。

起訴対象には、金銭と引き換えに意図的にパフォーマンスを落としたとされる大学選手が十数人含まれている。フィクサーは選手の所属チームが敗れる側に賭け、大口のベットを行っていたという。

中国バスケから大学バスケへ拡大

検察によると、このスキームは2023年、中国バスケットボール協会の2試合から始まった。その後、対象は米国の大学バスケットボールへと広がり、2025年1月まで八百長、または八百長未遂が続いていたとされる。

起訴内容では、17校以上のNCAAディビジョンI男子チームに所属する39人超の選手が関与し、操作または操作未遂の試合は29試合以上に及んだ。選手への支払いは1試合あたり1万ドルから3万ドルが一般的だった。

事件の流れ

時期 内容
2022-2023シーズン 前NBA選手Antonio Blakeneyが中国バスケットボール協会でプレー
2023年 中国バスケットボール協会の2試合が操作される
2022-2023シーズン終了 約20万ドルの賄賂と分配金がフロリダ州の保管場所に置かれる
2023-2024シーズン 起訴された選手5人がNCAAで最後の出場
2024-2025シーズン 起訴された選手15人がディビジョンIでプレー
2025年1月 NCAAでの操作または未遂が最後に確認

被告の内訳

26人の被告のうち、15人は2024-2025シーズンもNCAAディビジョンIでプレーしていた。別の5人は2023-2024シーズンを最後にNCAAでの出場がなかった。さらに1人は、元NBA選手で、中国バスケットボール協会でのプレー経験を持つ。

残る被告はフィクサーとされ、選手育成関係者、元コーチ、元NCAA選手のほか、ギャンブラー、インフルエンサー、スポーツベッティング分析者などが含まれている。

スポーツの公正性への警告

検察当局は、この事件を国際的な犯罪共謀と位置づけ、競技スポーツの公正性を大きく損なうものだと強調した。捜査は現在も継続中とされている。

起訴された罪状には、贈賄、通信詐欺、共謀が含まれる。

拡大するベッティング市場

2018年に米国でスポーツベッティングを禁じていた連邦規制が撤廃されて以降、市場は急速に拡大した。NCAAは選手や関係者による大学スポーツへの賭けを禁止している。

業界データによると、昨年最初の3四半期だけでスポーツベッティングの売上は110億ドルを超え、前年から13%以上増加した。近年、NCAAでは少なくとも30人の選手が賭博関連で調査対象となり、今年は少なくとも10人が永久追放処分を受けている。