今週のRakeless Sundayシリーズで開催された$109 Mystery Bountyメインイベントには1,099エントリーが集まり、最終的に賞金総額は$119,791に到達。その中には$11,000の特大バウンティも含まれており、これをDay 1に引き当てたのは“phho86”だった。彼はその勢いのまま決勝テーブルにも進出している。
リトアニアの“goldskill”は圧倒的なチップリーダーとして決勝を迎え、スタートスタック15,000から7,228,386（181BB）まで増やし、他のファイナリストの2倍以上を持つ理想的な状況にあった。しかし、トーナメントポーカーの結末はいつも予想通りには進まない。
決勝テーブルの展開
決勝開始直後、アクションは早くも動いた。
- 最初に姿を消したのは“AzaAzaAza”。スモールブラインドからポケットナインでオールインしたが、相手はエースのペアを持っており成す術なく敗退。
- 一方、最短スタックだった“M0M0s”はダブルアップに成功し、粘り強く順位を押し上げた。
7位となった“phho86”は、$1,295の賞金に加えてDay 1で獲得した$11,000バウンティを含め、合計$12,980を手にし、大会全体で最も高額を稼いだプレイヤーの一人となった。
続いてブラジルの“aalexandress”が6位、イギリスの“PokerUtopia”が5位に。カザフスタンの“DAEMON_Tools”はポケットナインで挑むも、“goldskill”のスーテッドKQに競り負け、4位で終了した。
三人残りからの攻防
ドイツの“M0M0s”は決勝開始時にわずか5BB未満しかなかったにもかかわらず、粘りに粘って3位入賞を果たした。最後はA-6でオールインしたが、“goldskill”の8-3スーテッドに屈した。
ここでリトアニア代表“goldskill”が再び優位に立つも、流れは急転直下。“Streusalz”が一気に追い上げ、やがてチップを5対1の差まで広げることに成功する。
勝負を決めた一手
最終局面、“Streusalz”がK-Jでミニレイズすると、“goldskill”はK-6でコール。10ハイのフロップで“goldskill”がチェックレイズを仕掛けるも、“Streusalz”は降りずについて行った。ターンで3枚目のスペードが落ち、“goldskill”にフラッシュドローが付くが依然リードを許さない。リバーにKが落ち、両者ともトップペアを完成。“goldskill”が勝負に出てオールインするも、“Streusalz”が即コールしゲーム終了となった。
準優勝の“goldskill”は$9,522を獲得。だが、栄冠と$11,273の賞金は“Streusalz”の手に渡った。
決勝テーブル結果
| 順位 | プレイヤー | 国籍 | バウンティ | 賞金 | 獲得合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Streusalz | – | $1,741 | $9,531 | $11,273 |
| 2 | goldskill | リトアニア | $2,071 | $7,450 | $9,522 |
| 3 | M0M0s | ドイツ | $88 | $5,539 | $5,628 |
| 4 | DAEMON_Tools | カザフスタン | $1,628 | $3,809 | $5,438 |
| 5 | PokerUtopia | イギリス | $375 | $2,552 | $2,928 |
| 6 | aalexandress | ブラジル | $44 | $1,859 | $1,903 |
| 7 | phho86 | – | $11,684 | $1,295 | $12,980 |
| 8 | AzaAzaAza | コスタリカ | $616 | $971 | $1,588 |
