世界ポーカー大会(WSOP)はESPNと複数年の放映契約を締結した。メインイベントは1988年から2020年まで放映を続けた同局に、5年ぶりに戻ることになる。
先に発表された2026年のスケジュールをめぐって憶測が飛び交っていたが、この契約がその憶測に終止符を打った。ESPNは7月2日のDay 1Aから全トーナメント日において最低6時間の放送を保証しており、年間約100時間分の独自コンテンツをESPN各プラットフォームで配信する予定だ。
WSOP CEOのTy Stewartはこう話す。「WSOPはギャンブルの枠を超えた、真のグローバル現象だ。できるだけ多くの人に届けることが我々の目標であり、1978年から数々の名場面を生んできたESPNに戻ることで、メインイベントの人間ドラマをかつてない形で伝えられる。新オーナーの成長へのコミットメントとともに、『世界選手権』を最大の舞台に呼び戻す絶好のタイミングだ。」
20日間のインターバル、ファイナルテーブルは3日間
2026年大会でNovember Nineが復活することはない。WSOPは7月13日にファイナルテーブルの9人が確定した後、20日間の中断を挟む形式を採用した。この期間、ESPNはプライムタイムの特別番組を放送し、ファイナルテーブルへの注目を高めていく。
ファイナルテーブルは8月3日から5日にかけて3夜連続で生放送される。放送時間は東部時間の午後9時から深夜0時。2025年大会はファイナルテーブルが2日間で決着し、Michael Mizrachiが$10,000,000を手にしたが、今年はそれより1日多い3日間で行われる。
2026 WSOP メインイベント スケジュール
| 日付 | 時間(PT) | イベント |
|---|---|---|
| 7月2日(木) | 午前11時 | Day 1A |
| 7月3日(金) | 午前11時 | Day 1B |
| 7月4日(土) | 午前11時 | Day 1C |
| 7月5日(日) | 午前11時 | Day 1D |
| 7月6日(月) | 午前11時 | Day 2ABC |
| 7月7日(火) | 午前11時 | Day 2D |
| 7月8日(水) | 午前11時 | Day 3 |
| 7月9日(木) | 午前11時 | Day 4 |
| 7月10日(金) | 午前11時 | Day 5 |
| 7月11日(土) | 午前11時 | Day 6 |
| 7月12日(日) | 午前11時 | Day 7 |
| 7月13日(月) | 午前11時 | Day 8(ファイナルテーブル確定) |
| 8月3日(月) | 午後6時 | ファイナルテーブル Day 1 |
| 8月4日(火) | 午後6時 | ファイナルテーブル Day 2 |
| 8月5日(水) | 午後6時 | ファイナルテーブル Day 3 |
ESPNとWSOPの歩み
WSOPが初めてESPNに登場したのは1987年のこと。当初は大会終了から数カ月後に放送されるドキュメンタリー形式のハイライトにとどまっていた。転機は2003年で、ESPNがホールカードカメラを導入し、視聴者が初めてプレイヤーのハンドをリアルタイムで確認できるようになった。
同じ年、Chris Moneymakerが86ドルのオンライン衛星トーナメントから勝ち上がりメインイベントを制し、$2,500,000を手にした。これが世界的なポーカーブームの火付け役となった。ESPNはその後、Lon McEachernとNorman Chadの実況解説を乗せた編集版の放送スタイルを確立し、2008年から2016年にかけてはNovember Nineの遅延ファイナルテーブル方式がこの時代を象徴するフォーマットとして定着した。2021年に放映権がCBSへ移ったが、多くのファンにとってESPNはWSOPのホームであり続けた。







