かつてポーカー界を代表するスター、アントニオ・エスファンディアリがHustler Casino Liveに再び登場し、健在ぶりを示した。ロサンゼルスで行われた$100/$200ノーリミットホールデムのハイステークスキャッシュゲームで、「ザ・マジシャン」は6時間の配信を戦い、34万8,100ドルの利益を積み上げた。当日の最大の勝ち組となった。
配信ゲームで圧倒的な存在感
エスファンディアリは数年前に家庭生活を優先するためプロ活動を控えてきたが、WSOPや配信のキャッシュゲームには時折姿を見せている。今回のHustler Casino Liveは直近数週間で2度目の出演であり、近年でも最も印象的なプレーのひとつとなった。
この日の結果は明暗が分かれ、エスファンディアリが大幅にトップ。ブランダン・スティーブンも18万9,100ドルの利益を出した。一方、「Senor Tilt」として知られるMonkey Tiltオンラインカジノ創設者のサム・キキは25万8,300ドルを失い、最も大きな損失を抱えた。
17万5,000ドルの巨大ポットを制す
セッションのハイライトは、エスファンディアリがキキのリバーでの大きなブラフを見破った場面だった。ストラドルが入ったポットで、キキはbuttonで8♣6♣をリンプ。小盲のHanはQ♥2♣でコール。エスファンディアリはビッグブラインドでA♣4♣を持ち、3,000ドルにレイズ。コールしたのはキキだけだった。
フロップは7♦5♠Q♠。キキはオープンエンドストレートドローを得て4,000ドルをベット。エスファンディアリはエースハイでコール。ターンはA♦でトップペアを完成させ、1万ドルをベット。キキは再びコール。リバーは8♠でフラッシュ完成の可能性があり、エスファンディアリはチェック。キキはポットのおよそ2倍となる7万ドルをベットした。
時間をかけて熟考した末に、エスファンディアリはトップペアでコール。17万5,000ドルの巨大ポットを獲得し、リードを広げた。
ポケットキング対ポケットナイン 23万7,000ドルの勝負
その後、エスファンディアリは「Doc Hollywood」との対戦でさらに利益を積み上げた。彼のポケットキングが相手のポケットナインと対決。両者はボードを2回走らせることに合意し、ポットは23万7,000ドルに達した。結果はいずれもキングが勝利し、エスファンディアリが大きな収益を追加した。
ライバルたちは苦戦
一方、キキの苦戦は止まらなかった。彼はさらに10万900ドルのポットをスティーブに失った。スティーブは2024年のHustler Casino Live「ミリオンダラーゲーム」で、トム・ゴールドスタインの大きなミスによって注目を浴びたプレイヤーである。このハンドでは、スティーブがターンでストレートを完成させ、キキのフロップツーペアを逆転した。
キャリアを代表するOne Drop優勝
今回のHustler Casino Liveでの成功は、エスファンディアリのキャリアの一部にすぎない。The Hendon Mobによると、彼の通算ライブトーナメント獲得賞金は2,780万ドルに達する。その中でもキャリアを代表するのは2012年のWSOP「Big One for One Drop」100万ドルバイインのトーナメント優勝であり、1,830万ドルを獲得した。この記録はいまもポーカー史上最大級の賞金として知られている。
Hustler Casino Liveは木曜日午後5時(米国西海岸時間)から再び配信される予定で、ニック・エアボールやサム・キキらが出場する。