Flutterがインド市場から撤退 ポーカー業界は事実上の停止状態に

インド政府は2025年8月22日、「オンラインゲーム振興・規制法案」をわずか48時間で可決・施行し、すべての有料オンラインゲームを禁止した。禁止対象は運任せのゲームにとどまらず、ポーカーやラミーといった「スキル型」とされるゲームにも及ぶ。突然の決定は業界関係者やプレイヤーを完全に不意打ちした形となった。

Jungleeのサービス停止

この法案を受け、国際大手のFlutter Entertainmentはインドにおける有料ゲーム事業を全面停止すると発表した。影響が最も大きいのは、Flutterが2021年に2億ドルで買収したJunglee Gamesである。

Jungleeは「Junglee Rummy」や「Howzat」で市場に定着し、2024年にはJunglee PokerとPokerStars Indiaを統合して新たなプラットフォームを立ち上げた。しかし稼働から1年半も経たないうちに、法規制により停止を余儀なくされた。

現在、Jungleeの各サイトを訪れると以下のような告知が表示される。

「私たちは常に責任ある透明な運営を目指してきました。現行の法規制を踏まえ、当社プラットフォームでの有料ゲームは終了いたしました。」

Flutter経営陣のコメント

Flutterのピーター・ジャクソンCEOは今回の急展開を「極めて残念だ」とコメントした。

「過去4年間、Jungleeはインド市場に多額の投資を行い、1,100人以上の従業員を抱える現地チームを築いてきました。私たちの戦略の中心は、消費者保護と責任あるゲーム運営に置いてきました。」

さらにジャクソン氏は、合法的な事業者を排除することでプレイヤーが無規制の海外サイトに流れる危険性を指摘。これにより消費者保護が失われるだけでなく、インド政府にとっては税収や投資機会を逸することになると警鐘を鳴らした。

Flutterにとっても打撃は大きい。同社は2025年のインド事業で2億ドルの収益と5,000万ドルの調整後EBITDAを見込んでおり、その半分近くを下半期に計上する予定だった。今回の禁止措置により、その計画は白紙となった。

インドのポーカー業界への影響

今回の発表はJungleeに焦点を当てているが、影響はインド全体のポーカー業界に及ぶ。JungleeとPokerStarsの統合プラットフォームは国内最大級の合法ポーカーサイトだったが、その閉鎖によりインドのプレイヤーは合法的な選択肢を完全に失った。

ここ数年、インドのポーカー市場は国際的なトーナメントとの提携やテクノロジー投資、スポンサーシップを通じて発展してきた。プレイヤー保護の仕組みも強化され、着実にエコシステムが築かれてきたが、Flutterの撤退はその流れに大きなブレーキをかけることになった。

今後、インドのポーカーは未曾有の空白期に突入する可能性が高く、業界関係者やプレイヤーにとって先行きは不透明だ。

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