2025年のGUKPTルートン・メインイベントは、最終的にKeith Johnsonが制し、トロフィーと優勝賞金£56,890を手にした。£1,250のバイインで開催された本トーナメントには231名が参加し、総額£240,140の賞金プールが形成された。決勝ヘッズアップまで勝ち残ったCharlie Watersは、GUKPT史上初の女性チャンピオン誕生まであと一歩に迫ったが、惜しくも準優勝£38,250に終わった。
ファイナルテーブル結果
順位 | プレイヤー | 賞金 |
---|---|---|
1 | Keith Johnson | £56,890 |
2 | Charlie Waters | £38,250 |
3 | Jonathan Schuman | £25,530 |
4 | Harry Sandford | £17,120 |
5 | Mark Wagstaff | £11,840 |
6 | Horatiu Cont | £8,720 |
7 | John Bousfield | £6,920 |
8 | Daniel Rudd | £5,830 |
9 | Jack Benson | £5,120 |
ファイナルテーブルの展開
9人で始まったファイナルは序盤からスピーディーな展開に。最初に姿を消したのはJack Bensonで、ターンでオールインを仕掛けたものの、Jonathan Schumanのツーペアに阻まれ9位で終了。続いて、Daniel Ruddがショートスタックでポケット3をオールインするも、JohnsonのA-5がフロップでエースをヒットし、8位に終わった。
John Bousfieldはポケット8で勝負に出たが、Mark WagstaffのA-Kに敗れて7位。さらにHoratiu Contは6人残り時点でセカンドチップリーダーだったが、Watersのストレートに捕まり6位で退場。とはいえ、獲得賞金£8,720はキャリア最高額となった。
その後、WagstaffがJohnsonの完成ストレートに阻まれ5位で終了。Harry Sandfordは、今夏すでに複数タイトルを獲得していたが、この日はポケット6がJohnsonのA-Qに破れ、4位£17,120でフィニッシュした。
UKIPTマルベーリャ王者の実績を持つSchumanは3位(£25,530)。最後はA-10でWatersのA-Kに挑んだが及ばず、ヘッズアップへと進んだのはJohnsonとWatersとなった。
ヘッズアップの攻防
ヘッズアップはJohnsonがわずかなリードを持ってスタート。両者は約2時間にわたり手に汗握る攻防を繰り広げ、幾度もチップリーダーが入れ替わった。
決着はファイナルテーブル213ハンド目に訪れた。ブラインド40,000/80,000/80,000の局面で、JohnsonがボタンからポケットJをミニレイズ。WatersはクラブのA-5で3ベットオールインを決断、Johnsonが即コールした。フロップでJが落ちJohnsonがセットを完成。ターンでWatersが5をヒットするも、すでに勝敗は決していた。最後のカードは無意味な6、Watersは準優勝に終わり、Johnsonがタイトルと£56,890を獲得した。
サイドイベント結果
主催地ルートンでは、メインイベント以外にも複数のトーナメントが行われた。主な結果は以下の通り:
- £250 Mini Main Event:765エントリー、優勝Michael Rosaman、賞金£31,730
- £1,650 High Roller:62エントリー、優勝Adam Neal、賞金£31,470
- £300 Opener:423エントリー、優勝Freddie Bogie、賞金£17,684
- £550 GUKPT Cup:118エントリー、優勝Robert Douras、賞金£13,280
- £250 PLO:107エントリー、優勝Matthew Cartwright、賞金£5,300
- £200 Closer:77エントリー、優勝Caraalos Preciado、賞金£3,330
- £200 Turbo:32エントリー、優勝W.T.、賞金£2,740
- £330 PLO Bounty:37エントリー、優勝Luke Tatum、賞金£2,640
- £150 Seniors:80エントリー、優勝Joanne Cox、賞金£2,215
次戦はエディンバラ
GUKPTツアーはしばしの休養を挟み、次戦は10月9日から19日までスコットランド・エディンバラで開催される。昨年の同地メインイベントではPaul Mcaulayが183人を制し£34,810を獲得。今年も多くのプレイヤーが北の地に集結し、熱戦が繰り広げられることだろう。