PokerGOの人気番組「High Stakes Poker」で、Doug Polk、Jennifer Tilly、Santosh Suvarnaによる壮絶な3人オールインが勃発した。総額110万ドル超の巨大ポットが動いたこの一戦は、4回のボードで勝敗を分ける展開となり、視聴者を釘付けにした。
この特別回はClubWPT Goldがスポンサーを務め、Alan Keating、Andrew Robl、Sam Kikiなどおなじみのハイステークス常連が集結。その夜の主役となったのは、終盤に激突したPolk、Tilly、Suvarnaの3人だった。
まずアクションはMPのTillyが4,000ドルのストラドルを入れてスタート。手札はK♠Q♠。それを見たPolkが8,000ドルのストラドルからK♥Q♣でレイズ、金額は70,000ドル。続く16,000ドルのストラドルにいたSuvarnaはA♣7♥を確認し、コールを選択。3人がフロップを見に行った。
フロップは5♣J♣10♣。TillyとPolkがストレートドローを持ち、PolkはさらにQハイのフラッシュドロー。SuvarnaはAハイのナッツフラッシュドローという大混戦のボード。Tillyが150,000ドルをベットすると、Polkが即座に326,000ドルにレイズ。Suvarnaがスナップコールし、再びTillyにアクションが戻る。しばらく考えたTillyは残り154,000ドルをすべてオールイン。これでポットは1,126,500ドルという番組屈指の巨額に膨れ上がった。
全員のカードがオープンされると、Polkが「4回ボードを走らせよう」と提案。Suvarnaが冗談交じりに「6回にしよう」と返し、テーブルは笑いに包まれた。最終的に4回のボードで勝負することに決定。
結果は次の通り。
1回目: 5♣J♣10♣6♥J♠でSuvarnaが勝利。
2回目: 5♣J♣10♣9♠J♥でPolkとTillyがストレートを作りポットを分ける。
3回目: 5♣J♣10♣Q♥4♣でSuvarnaがフラッシュを完成。
4回目: 5♣J♣10♣9♣8♥で再びSuvarnaが勝利。
最終的にSuvarnaが4回中3回を制し、PolkとTillyは1回を分け合った。この一戦は番組史上最大級のポットとして記録に残るだろう。
約7時間にわたる200/400/400ドルのキャッシュゲームを終え、最終スタックは以下の通り。
1位 Andrew Robl – $2,695,000
2位 Santosh Suvarna – $1,471,500
3位 Doug Polk – $794,000
4位 Cary Katz – $679,500
5位 Alan Keating – $423,500
6位 Justin Gavri – $169,500
ラスベガスのPokerGOスタジオで行われたこのスペシャル回は、戦略、心理戦、そしてエンターテインメントが凝縮された名場面の連続だった。110万ドルのポットをめぐる3人の読み合いは、多くのファンの記憶に残る名勝負となった。







