2026年WSOPサーキット・マラケシュ・メインイベントが、モロッコのエス・サーディ・マラケシュ・リゾートで開催され、スイス出身のサンドロ・カルッチが優勝を果たした。ファイナル8に入った時点では後方のスタックに位置していたが、後半にかけてチップを戻し、最終的に優勝リングと賞金33万ドルを獲得した。
本大会はバイイン€1,500のノーリミットホールデム。エントリー数は1,694、賞金総額は250万ドル超となった。
フランチが主導、カルッチは慎重に局面を待つ
ディナーブレイク明け、ファイナル8で再開した時点ではマルコム・フランチがチップリーダー。スペイン人プレイヤーのラウルが2番手につけていた。
8位で敗退したのはルク・ラモス。サリム・セフィアトのポケットキングがA♠K♣を退け、ラモスは42,350ドルで大会を終えた。
7人残りではカルッチがオールインに追い込まれる場面があったが、ポケット8がA♥K♦を破り、トーナメントに残った。
フランチはその後もペースを維持。ポケット9でクイーンハイストレートを完成させ、アレクサンドル・ベルモンを7位で淘汰。続いて9♠6♠がリバーで10ハイストレートとなり、アイトール・クルスのポケットキングを破って6位に送り出した。
マクヒューがスタックを伸ばすも流れは固定せず
5人でのプレーに入ると、アイルランドのターロー・マクヒューがスタックを大きく伸ばし、一時は他のプレイヤーの約2倍まで拡大した。
マクヒューはA♣8♠でフロップにAをヒットさせ、サリム・セフィアトのポケットジャックを破って5位で淘汰。賞金は103,400ドル。
直後、カルッチはポケット8でマクヒューのJ♥6♣とのオールイン勝負を制し、チップを回復した。
ディール不成立後、試合は一気に動く
一時はディール交渉も検討されたが合意には至らず、プレーは続行された。フランチがマクヒューからダブルアップして一時的にリードを奪うも、状況はすぐに変わる。
カルッチはボタンポジションからA♥10♥でフランチのオールインをコール。Q♦9♦を退け、大きくスタックを戻した。
続いてラウルが4位で敗退。A♣J♠がフロップでマクヒューのK♦6♦にヒットされ、賞金141,350ドルで大会を終えた。
カルッチはさらに、K♠10♥でフロップに10をヒットさせ、フランチのA♠2♠を破ってダブルアップ。優勝争いに加わる。
勝負を分けた長考コール
大会の流れを大きく変えたのは、カルッチとマクヒューの一局だった。
フロップはJ♥J♣2♠。カルッチは7♠4♠でコール。ターンのK♠でフラッシュドローを得て300万をベットし、マクヒューがコール。リバーで10♠が落ち、カルッチはフラッシュを完成させて1,000万をベットする。
ここでマクヒューは2,610万をプッシュ。ボードがペアだったため、カルッチは長考の末コールを選択した。マクヒューのA♠7♥はブラフで、この一手によりスタックはほぼ1ビッグブラインドとなった。
その後マクヒューは数回ダブルアップに成功するも、最終的に3位で敗退。J♦8♠に対し、フランチのJ♠5♥がターンの5♠で逆転し、賞金187,000ドルで終了となった。
最後はフロップの2ペアで決着
ヘッズアップの最終局面。カルッチのA♣6♥はフランチのA♠9♠に対して劣勢だったが、フロップA♥J♦6♣で2ペアを形成。そのままターン、リバーを走り切り、カルッチが優勝を決めた。
ファイナルテーブル結果
| 順位 | プレイヤー | 賞金 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | サンドロ・カルッチ | 33万ドル | 1,080 |
| 2 | マルコム・フランチ | 253,000ドル | 900 |
| 3 | ターロー・マクヒュー | 187,000ドル | 720 |
| 4 | ラウル | 141,350ドル | – |
| 5 | サリム・セフィアト | 103,400ドル | 450 |
| 6 | アイトール・クルス | 77,000ドル | 360 |
| 7 | アレクサンドル・ベルモン | 56,650ドル | 270 |
| 8 | ルク・ラモス | 42,350ドル | 180 |
| 9 | メフディ・シャウイ | 33,000ドル | 90 |







