ミシシッピ州出身のYousef Salehが、キャリア最大のタイトルを手にした。レイバーデーに開催されたWSOPサーキット・ニューオーリンズ メインイベント(バイイン$1,700)で、510エントリーを制し、優勝賞金$149,268とキャリア2つ目となるWSOPサーキットリングを獲得。さらに12月にバハマで行われるWSOPパラダイスへの出場権も手にした。
キャリアの大きな飛躍
本イベントは賞金総額$772,650を集め、Salehがその最大シェアを手にした。これまでのライブトーナメント獲得賞金は累計$437,000で、最高額は$61,261。今回の優勝は2019年12月、ビロクシで行われた$400ノーリミットホールデムを制して$34,004を獲得して以来のWSOPサーキットタイトルとなった。
ファイナルデーには6名が残り、会場はフレンチクォーター近くに位置する改装されたばかりのCaesarsで行われた。Salehは安定したプレーでテーブルをリードし、最終的にAndrew Dykeman(3位、$67,291)を破り、ヘッズアップへ進出した。
ヘッズアップ決戦
最後に残ったのは、Salehとルイジアナ州出身のKane Keller。Kellerはこれまでのライブトーナメント獲得賞金が約$35,000にとどまり、大きなタイトルもなかったが、粘り強く戦い続けた。しかし最終的にSalehが勝利を収め、Kellerはキャリア最高額となる$99,135を獲得して準優勝となった。
ファイナルテーブル結果
順位 | プレイヤー | 賞金 |
---|---|---|
1 | Yousef Saleh | $149,268 |
2 | Kane Keller | $99,135 |
3 | Andrew Dykeman | $67,291 |
4 | Alexander Jones | $46,704 |
5 | Samuel Rosen | $33,161 |
6 | Andrew Yurchak | $24,100 |
7 | Josh Pridgen | $17,938 |
8 | Luke Martin | $13,681 |
9 | Brandon Butler | $10,699 |
シリーズの締めくくり
全18イベントで構成されたシリーズは、James Morrisが$400ダブルスタック・クローザーを制し、$14,348を獲得して幕を閉じた。また、WSOPサーキット最多優勝記録保持者(リング21個)のMaurice Hawkinsも注目を集めた。彼はイベント#16「$400 Grand Master 40/40/40」で2位となり、優勝したHeath Penderに一歩及ばなかった。
ニューオーリンズでの優勝により、Salehはキャリアの大きな節目を迎えると同時に、今後のWSOPパラダイスで有力な存在として期待される。