2025年ワールドシリーズオブポーカー(WSOP)メインイベントが幕を閉じ、新王者が誕生した。一方、優勝争いの外側では、ひとつのチームがカメラとともにラスベガスの戦いに挑み、それぞれのストーリーを刻んでいた。6人のプレイヤーと1人の親族が加わったこの7人組は、ポーカードリームを追いながら、レンズ越しにリアルな軌跡を残していった。
Day1:全員が通過、だが内容は千差万別
この日、7人全員がDay2進出を果たしたが、その過程は大きく異なった。
VivianSalibaは104,600チップ、NickEastwoodは102,500と、共に安定した立ち上がり。AaronBaroneは10時間同じテーブルでプレーし、106,000を記録。IanSimpsonは浮き沈みの激しい1日を経て63,000で終了。
LuciaNavarroは34,000と控えめなスタックだったが、内容に納得の様子。Jack“JaackMaate”Deanは一時120,000まで積み上げたが、A-Aをスロープレイした場面でストレートに敗れ、大きく減らして32,600に。最終的に最も多くのチップを持ち帰ったのはSonnyDeanで106,900だった。
休息日:バラバラなリフレッシュ法、それぞれの過ごし方
Day2までの束の間のオフ、各メンバーは思い思いに英気を養った。
EastwoodはVlogの編集作業に追われ、ほぼ休まず。Simpsonは理髪店で髪と髭を整え、マッサージでリラックス。JaackMaateとSonnyはレンタカーでネバダの砂漠へと向かい、エリア51を目指す冒険へ。途中、Sonnyが一瞬道路を外れヒヤリとした場面も。
Navarroは既に1ヶ月ラスベガスに滞在しており、スペイン料理でホームシックを和らげた。Salibaは午後まで眠り、ヴィーガン料理とビリヤードでのんびり過ごし、夜は犯罪ドキュメンタリーを鑑賞。BaroneはHorseshoeでキャッシュゲームをこなし、集中力を保っていた。
Day2:半数が脱落、残るは3名
Day2では大会の厳しさが露わに。わずか数時間で3人が敗退する展開となった。
最初に姿を消したのはJaackMaate。A-Qスーテッドでオールインし、J-Jに敗退。続いてSimpsonもJ-Tsで全押しするも、A-Qに押し切られた。Salibaも早々に脱落したが、詳細なハンドは明かされていない。
EastwoodはAハイでのヒーローコールを考えるも結局フォールド。その直後、相手からKハイブラフを見せられ、自分の直感を信じられなかったことに悔しさを滲ませた。Baroneの励ましを受け、再び戦線に戻った。
Day2終了時点で生き残ったのは3名。Navarroが100,500、Baroneが198,500、そしてEastwoodが283,500でチームトップに。Day1で最多スタックだったSonnyDeanは、最後の1ハンドで敗れ姿を消した。
残された3人に、まだ$10,000,000の夢は残っている。







