PokerStars Big Game on Tour が日曜に復帰。200/400ドルのノーリミット・ホールデム現金ゲームは、まるで「アラン・キーティング・ショー」とも言える展開となった。キーティングは初手から6連勝し、50万ドルのディープスタックを生かして終始テーブルを支配した。
一方で、一般参加枠「ルースキャノン」として出場したルーク・モイも存在感を発揮。初のハイステークス挑戦ながら冷静に立ち回り、プラス収支で終える健闘を見せた。
キーティング、序盤から主導権
キーティングは唯一50万ドルを持ち込み、他プレイヤーが10万ドルスタートの中、圧倒的な深いスタックで優位に立った。初戦ではK♣7♣を持ち、J♥3♠7♠のフロップでワンペア、さらにターン7♥でトリップスに発展。モイのベットに対してチェックレイズで圧力をかけ、最後は相手を降ろした。
その後も巧みなバランスでバリューベットとブラフを織り交ぜた。Aハイボードで10ハイのブラフに成功し、またストレートが絡む盤面ではJ♥9♥で35,000ドルを打ち、アレクサンダー「ウォルフガング」・ザイブトとの分け合いに持ち込んだ。
終盤にはターンでストレートを完成させ、ウォルフガングのトップペアを撃破。47,800ドルのポットに対して超過ベットを仕掛け、フォールドを引き出した。最終的にキーティングは90,400ドルのプラス収支で圧倒的トップに立った。
ルーク・モイ、ルースキャノンらしい健闘
英国出身のモイはラスベガスのリゾート・ワールドでのオーディションを勝ち抜き、今季2人目のルースキャノンとして登場した。買い目額400ドル以上の経験はなかったが、落ち着いた対応で勝負どころを掴んだ。
モルガン・ジェイとの対決ではナッツフラッシュで18,000ドルのポットを獲得。さらに「ボムポット」では10♥6♠からリバーでより強いストレートを作り、21,000ドルのベットにコールして52,000ドル超の大ポットを抱えた。
この結果、モイは48,800ドルのプラス。ルール上、150ハンドを消化すればその利益を全て持ち帰ることができる。対照的に、今季最初のルースキャノンだったジョーダン・ハンドリッチは早々にスタックを失ってしまった。
他プレイヤーの動向
トッププロ勢は苦戦を強いられた。ジェイソン・クーンは30,700ドルのマイナス、レックス・ヴェルドハイスは53,200ドルを失い、コメディアンのモルガン・ジェイは55,600ドルの大幅ダウンで最下位。ウォルフガングはわずかにプラスを守った。
エピソード6終了時点で、テーブルを支配しているのは間違いなくキーティング。次回エピソード7は、来週日曜にPokerStars公式YouTubeチャンネルで公開予定だ。
エピソード6 結果(27ハンド終了時)
順位 | プレイヤー | 収支(ドル) | スタック(ドル) |
---|---|---|---|
1 | アラン・キーティング | +90,400 | 590,400 |
2 | ルーク・モイ | +48,800 | 148,800 |
3 | ウォルフガング | +300 | 100,300 |
4 | ジェイソン・クーン | -30,700 | 119,300 |
5 | レックス・ヴェルドハイス | -53,200 | 140,800 |
6 | モルガン・ジェイ | -55,600 | 44,400 |