Stephen Chidwick、済州Tritonショートデッキ優勝で全タイム獲得賞金ランキング首位Bryn Kenneyに迫る

イギリスのトッププロ、Stephen Chidwickが韓国・済州島で開催中のTritonスーパー・ハイローラー・シリーズで再び歴史的快挙を達成した。賞金総額20万ドルのショートデッキイベントで優勝し、キャリア最大額となる3,455,000ドルを獲得。これにより、ライブトーナメント累計獲得賞金は71,729,541ドルに到達し、史上二人目の「7,000万ドルクラブ」入りを果たした。

全タイムランキング首位のBryn Kenney（78,419,828ドル）との差は縮まり、現在両者が同じ済州シリーズに参戦していることから、頂点をめぐる争いが大きな注目を集めている。

英国のエースがTriton三冠達成

今回のショートデッキイベントは、選手の要望を受けてスケジュールに追加されたもので、61エントリーを集め、総額12,200,000ドルのプライズプールが形成された。Chidwickは決勝テーブル開始時から大量のチップリードを保持し、最後まで優位を崩さず堂々のワイヤー・トゥ・ワイヤー勝利を飾った。

これで彼のTritonタイトルは3つ目。いずれもショートデッキでの優勝であり、このフォーマットにおける圧倒的な強さを改めて証明した。

Triton済州II 20万ドルショートデッキ 決勝結果

最新全タイム獲得賞金ランキング

Tritonランキングでも三強対決

今回の勝利により、ChidwickのTriton累計獲得賞金は30,146,918ドルとなり、ランキング3位に浮上。Jason Koon（33,600,784ドル）が2位、Bryn Kenneyが48,348,135ドルで断トツの首位を走っている。

Koonは今年も好調で、モンテネグロ大会の優勝やWSOP二本目のブレスレット獲得を果たし、全タイムランキングでもJustin Bonomoを抜いて3位に躍進。しかし、Kenneyの圧倒的なリードを追うのは容易ではなく、Chidwickと共に長期的な戦いを強いられる構図となっている。

Triton歴代賞金ランキング トップ10