PokerStars Exclusively on FanDuelが2026年11月2日、カナダのアルバータ州でサービスを開始した。888pokerに続き、同州の規制市場に参入した2番目のオンラインポーカーサイトとなる。従来の国際版PokerStarsのアカウントは引き継がれず、アルバータ州とオンタリオ州のプレイヤーは、同じFanDuel CAのポーカークライアントを使用していても対戦できない。
アルバータ州で2つ目の規制対象ポーカーサイト
アルバータ州は2026年7月13日、民間事業者に規制下のiGaming市場を開放した。州内でサービスを提供する事業者は、Alberta Gaming, Liquor and Cannabis(AGLC)への登録と、Alberta iGaming Corporation(AiGC)との商業契約が必要となる。
AGLCの公開登録簿には、FanDuel Canada ULCがiGaming事業者として掲載されている。今回のポーカーサービスはPokerStars Exclusively on FanDuelの名称で提供される。これは、Flutter Entertainmentが北米のPokerStarsサービスをFanDuelに集約する取り組みの一環だ。
アルバータ州では、888pokerが2026年10月に最初の規制対象オンラインポーカーサイトとしてサービスを開始した。今回PokerStarsが加わったことで、州内のプレイヤーは2つのサイトから選べるようになった。
ただし、従来の国際版PokerStarsのアカウントは、アルバータ州向けの新サービスに引き継ぐことができない。利用にはFanDuelのアカウントが必要となる。FanDuel CAのポーカークライアントではアルバータ州とオンタリオ州を選択できる。また、PokerStars Ontarioの公式アカウントは、アルバータ州のプレイヤーがデスクトップ版のログイン画面に切り替えてポーカークライアントにアクセスできることも案内している。
オンタリオ州とは別のプレイヤープールで運営
PokerStarsはアルバータ州とオンタリオ州の両方でFanDuelを通じて提供されているが、プレイヤープールは共有されていない。アルバータ州のプレイヤーが、オンタリオ州のプレイヤーと同じキャッシュゲームやトーナメントで対戦することはできない。
オンラインポーカーでは、プレイヤープールの規模がゲームの選択肢に影響する。キャッシュゲームもトーナメントも一定数の参加者が必要なため、他の地域とプレイヤーを共有しない小規模な市場では、参加人数の少ない時間帯にテーブル数やゲーム形式、トーナメントの選択肢が限られる可能性がある。
両州で同じポーカークライアントを使用していても、現時点ではそれぞれ独立した市場として運営されている。
国際的なプレイヤープール共有をめぐり最高裁が審理
カナダ最高裁判所で審理されている訴訟は、今後のプレイヤープール共有の仕組みに影響する可能性がある。
争点となっているのは、オンタリオ州が提案した国際的なオンラインゲーミングの仕組みだ。同州の規制対象サービスを利用するプレイヤーが、カナダ国外の参加者と一緒にゲームをプレーできる制度が、カナダの刑法上認められるかどうかが問われている。
オンタリオ州控訴裁判所は多数意見で、この制度は刑法上認められると判断した。しかし、複数の州の宝くじ・ゲーミング運営団体が上訴した。最高裁は2026年10月7日に審理を行ったが、11月6日時点で判決はまだ出ていない。
仮に最高裁がオンタリオ州の提案を支持しても、アルバータ州とオンタリオ州のプレイヤープールが自動的に統合されるわけではない。両州のプレイヤーが対戦できるようにするには、規制面や運営面で別途対応が必要となる。
今回のPokerStarsのサービス開始により、アルバータ州の規制対象オンラインポーカーサイトは2つになった。ただし、オンタリオ州とのプレイヤープール共有は実現しておらず、引き続き別々に運営されている。







